昔からの友人が面白い単行本を出した。
書名は「メディアと広報ーープロが教えるホンネのマスコミ対応術」だ。
発行は宣伝会議で、定価は1,680円也。著者は読売新聞社教育支援部長であり、
日本パブリックリレーションズ協会副理事長の職にある。
年齢は小生の3つ上だが、大学卒業時には1年先輩だった。
名を尾関謙一郎という逸材である。
読売新聞社の地方記者を6年、社会部記者を4年、
経済部記者を10年務めて(経団連、日銀クラブのキャップ、経済部次長を歴任)、
Jリーグ現・東京ヴェルディの広報部長を3年、
百貨店プランタン銀座の広報担当取締役を3年にわたって勤めた。
取材する側とされる側の最前線、両者の経験があるというのは、
きわめてまれといっていいだろう。
したがって、著書には、貴重な経験から生まれたマスコミ対応術が描かれている。
スポーツ紙と一般紙の取材の違い。
企業が書かれたくないネタがある時、少しでも好意的に書いてほしくて、
1社にだけ情報を漏らすという事実。1社に対してリークが成功しても、
それ以外のライバル関係にある媒体は、無視することもある。
企業はリークと称して「売り込み情報」をいかに日本経済新聞(とは
本書では書かれていないが)に流しているかが描かれている。
警視庁広報課の報道担当は50名。大きな事故現場に駆けつけ、
記者を集めて、事故の概要をレクチャーする等が綴られている。
広報担当者でなくても、読みたくなる一冊である。
2007年12月11日
リベラルタイム編集長
渡辺美喜男
2007/12/11
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