2007/12/11

メディアと広報

 昔からの友人が面白い単行本を出した。
書名は「メディアと広報ーープロが教えるホンネのマスコミ対応術」だ。
発行は宣伝会議で、定価は1,680円也。著者は読売新聞社教育支援部長であり、
日本パブリックリレーションズ協会副理事長の職にある。
年齢は小生の3つ上だが、大学卒業時には1年先輩だった。

 名を尾関謙一郎という逸材である。

 読売新聞社の地方記者を6年、社会部記者を4年、
経済部記者を10年務めて(経団連、日銀クラブのキャップ、経済部次長を歴任)、
Jリーグ現・東京ヴェルディの広報部長を3年、
百貨店プランタン銀座の広報担当取締役を3年にわたって勤めた。
 
 取材する側とされる側の最前線、両者の経験があるというのは、
きわめてまれといっていいだろう。
したがって、著書には、貴重な経験から生まれたマスコミ対応術が描かれている。

 スポーツ紙と一般紙の取材の違い。
企業が書かれたくないネタがある時、少しでも好意的に書いてほしくて、
1社にだけ情報を漏らすという事実。1社に対してリークが成功しても、
それ以外のライバル関係にある媒体は、無視することもある。

 企業はリークと称して「売り込み情報」をいかに日本経済新聞(とは
本書では書かれていないが)に流しているかが描かれている。

 警視庁広報課の報道担当は50名。大きな事故現場に駆けつけ、
記者を集めて、事故の概要をレクチャーする等が綴られている。
広報担当者でなくても、読みたくなる一冊である。

2007年12月11日
リベラルタイム編集長 
渡辺美喜男
posted by リベラルタイム at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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